ROEの要因分解


財務レバレッジ

東武鉄道(9001)のROE分析表

 上記の表は東武鉄道の連結決算資料からROE(自己資本利益率)を構成する指標をピックアップしたものです。ROEは株主などによって出資された資金を効率的に使用して利益を上げているかを確認することができます。ROEの計算式は分子が当期利益で分母が自己資本になっています。当期利益が変わらないとすれば、分母の自己資本を減少させることによってROEを上昇させることができます。(注 ROA(総資本事業利益率)>負債利子率であることが条件)

 東武鉄道のROEの3年間の推移を見ると年々上昇しています。上昇要因を分析すると財務レバレッジによるROE上昇効果が減少しているにもかかわらず、売上高当期利益率の上昇が大きく寄与してROEが上昇していることが分かります。土地建物評価損の減少(80億)や特別目的会社の資産売却に伴う受取配当金(H19年3月期に特別利益に360億計上)などで、当期利益が大幅に増加して売上高当期利益率が上昇したことが連結決算資料から読み取れます。特別利益の有無によって当期利益が大きく影響されるのでROEの数字だけで判断するのは注意が必要です。

 
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