
減価償却費は他の費用とは違い現金の支出を伴わず、キャッシュフローに変化はありません。営業利益には既にキャッシュフローに変化がない減価償却費が差し引かれているので、減価償却費を加算してキャッシュベースの利益に直してEBITDAを算出する必要があります。EBITDAは会計基準や税金などの影響を除いたキャッシュベースの利益を表していると言えます。

上記の表は水処理を主な事業としている栗田工業(6370)とオルガノ(6368)の連結決算資料からEBITDA(減価償却前営業利益)と当期利益をピックアップしたものです。
ポイント(1)
H17年3月期末〜H19年3月期末までを見ると上昇傾向(EBITDA,当期利益)
(主な理由)水処理装置事業部門の営業利益が大幅な増益(栗田工業:H19年前年度比65%増、オルガノ:H19年前年度比127%増)が牽引して両者のEBITDAと当期利益を大幅に増加させたことが分かります。
ポイント(2)
H20年3月期末の業績予想は栗田工業は業績が好調に対して、オルガノは業績の悪化を予想
(主な要因)前会計年度に水処理装置事業で電力・官公需関連の大型設備を受注したことや受注競争の激化によって、水処理装置の利益率の低下などが影響しています。
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