経済学ではリスクは「危険」ではなく、「変動性に関する不確実性」を意味するというのはご存知の方も多いと思います。
上の図では「A」よりも「B」の方が価格変動幅が大きく、ここで言うリスクは「B」の方が大きいとなります。
もう少し、経済学でいうところのリスクを理解するために、一つの銘柄を例にご紹介したいと思います。
ここでは「日本ハム(2282)[1985年2月〜2008年2月・月末終値]」の株価を使います。(配当金は考慮せず)
まずは、月間収益率を前月比の変化幅ごとに頻度をカウントしたグラフをご覧下さい。
また、計算過程は省きますが、該当期間の日本ハム(2282)の月間収益率の平均値は+0.39%、ブレの大きさを示す標準偏差と呼ばれる数値は+8.08%となりました。
次のステップとして、上記の平均収益率と標準偏差の数値がどのように利用できるかをご紹介したいと思います。以下では正規分布という考え方を当てはめてみます。
正規分布を使うとどのぐらいの確率でその範囲の変動に収まるかということがわかります。
標準偏差では平均(μ)を基準にして、
−1σ〜+1σの間には68.3%、
−2σ〜+2σの間には95.4%、
−3σ〜+3σの間には99.7%の確率で収まるといわれております。
日本ハム(2282)の場合、平均(μ)が0.39%なので、
− 7.69% 〜 + 8.47%の間には68.3%、
−15.77% 〜 +16.55%の間には95.4%、
−23.85% 〜 +24.63%の間には99.7%の確率で月間収益率が収まるということになります。
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