まずは過去の株価推移です。ここでは住友金属鉱山(5713)、丸紅(8002)、日産自動車(7201)の3社の株価を使います。
続いてご覧いただくのは、先程の3銘柄の株価を1989年3月を100として指数化したものです。
そしてそのグラフに、3銘柄それぞれに同額ずつ分散して投資した場合を「3銘柄合成指数」(赤色)として追加しています。
次に、各銘柄及び合成指数の月次収益率をグラフにしましたのでご覧ください。(1989年4月から2008年2月まで、配当は考慮せず)
3銘柄合成指数は個別銘柄と比較して、上下の変動幅が狭くなっているのが確認できます。
今度は、株価の変動がある範囲内(例:10%〜15%)におさまった回数を度数グラフで確認します。(1989年4月から2008年2月まで、配当は考慮せず)
こちらも個別銘柄よりも3銘柄合成指数の方が、大きな変動(グラフの左端または右端)が少なくなり、小幅な変動(グラフの中央)が多くなっているのがわかります。
前回、リスクとは「ぶれ」であることをご紹介し、今回はリスク軽減効果を実際に目でご覧いただきました。
なお、相関の度合いが低い銘柄や資産を組み入れるほど、個別銘柄のリスクを軽減することができます。
また今回は同金額での分散投資を仮定しましたが、投資比率を調整することによりリスクを調整することもできます。
この様な考え方は年金運用にも利用されております。年金運用では過去20〜30年程度の実績データを参考とし、期待収益率・リスク・各資産相互間の相関度を推計し、その上で基本的な資産構成割合を定めています。
銘柄分散はもちろんのこと、資産(国内株式・国内債券・海外株式・海外債券等)分散することにより運用中過程のリスク(ぶれ)を極力抑え、安定的な収益を目指すという考え方に基づいています。
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