のれん
企業の合併に関する会計処理にパーチェス法があります。パーチェス法で会計処理をすると「のれん(営業権)」という勘定科目が登場します。
貸借対照表で考えます。
P社が100%出資してS社を吸収合併したとします。合併後の貸借対照表は、パーチェス法では以下のようになります。
パーチェス法での合併後の貸借対照表の作成と考え方
- S社とP社の負債を合計します。
- S社の時価総額をP社が出資するので、S社の時価総額とP社の資本を合計します。
(1)と(2)で貸借対照表の右側が完成します。すると左側の合計は3,000になります。
- S社とP社の資産を合計すると1,000+1,500=2,500になります。
- 貸借対照表の左の合計は3,000でS社とP社の資産の合計が2,500なので、差額の500がのれん代になります。
|
 |
| したがって合併後の貸借対照表は右のようになります。 |
 |
のれん代
- のれん代は被買収企業の資本の簿価と時価の差額で発生する。
- のれん代は営業権という勘定科目で、貸借対照表の無形固定資産に表示される。
- のれん代(営業権)の償却は、損益計算書の「販売費及び一般管理費」に記載する。
次回は、買収の方法とのれん代の償却をテーマにお話しする予定です。
|