負け組研究会(フィクションです!)
これを行なうと失敗するというサンプル集
【第3回】トレンドへの過信
コイン投げで3回続けて表が出ると次は裏だと、表の出る確率を過小評価してしまう事をギャンブラーの誤謬と前回紹介いたしました。 今回は逆に、コイン投げで3回続けて表が出て、次は裏だと思っていたらまた表が出たケースです。今度はこのコインは表しか出ないと思い、表の出る確率を過大評価し始めます。これがトレンドへの過信です。 短時間に「ギャンブラーの誤謬」と「トレンドへの過信」という正反対の心理状態が変化すると、株価はトレンド(方向性)を形成します。
ただここで注意しなければならない事があります。この「板情報とゲーム理論」のシリーズで「数量の多い売り指値が買われた時、株価が上昇することが多い」と紹介しました。これはゲーム理論の「勝者の呪い」や「ギャンブラーの誤謬とトレンドへの過信」で説明がつきます。 大きな売り指値が買われてそこが天井になるケースがあります。「トレンドへの過信の極み」のケースです。
(1)9:00に1,490円で寄付後、一体調子に上昇し、200円高の1,710円まで買われた。
(2)ストップ高は1,810円で時刻は10:10なのでストップ高する時間は十分ある。
(3)板情報B-2から1,710円の売り指値115,000株が買われた。
株価が大きく上昇した後の大きな売り指値の消化は、上昇エネルギーを出しきった疑いが大きい。
トレンドの過信が盛り上がってくると、徐々に上値での出来高が多くなります。さらにピークに達すると大きな売り指値を消化します。こうなると上昇エネルギーの出尽くしということになります。上値に売り指値が少ないのに株価が上がらない状態です。特に小型株は注意が必要です。ストップ高に目が眩んで、9:30〜10:00ぐらいに小型株の天井を買った経験はありませんか。

