まる辞苑:No.4 SQとは?
SQとは?
SQとは、日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物取引、または株価指数のオプション取引などを、最終的な決済期日で決済するための「特別な価格」のことを指します。SQとは“Special Quotation”の略で、そこで算出された価格は特別清算指数、最終清算指数のことです。3、6、9、12月の株価指数先物とオプション取引のSQをメジャーSQといい、それ以外の月のオプション取引のSQをミニSQと呼びます。
株式市場で取引されている株価指数先物取引では、取引の対象となる日経平均株価やTOPIXは、あくまで計算上で算出された抽象的な数字であるために、最終的な取引の期限が来ても、おカネを支払って実物を引き取ることができません。そのために最終的な決済期日が来た時は、すべて反対売買によって決済されることになります。その際に用いられる決済のための価格が“SQ”、すなわち特別清算指数、最終清算指数です。
日経225先物取引の限月(げんげつ、)は常時5本が上場されており、最長で1年3カ月先までの先物が取引されています。たとえば、現在なら2007年9月限、同12月限、2008年3月限、同6月限、同9月限です。それぞれの限月の最終取引日は、3月、6月、9月、12月の各月の第2金曜日の前日と定められています。通常は木曜日ですが、その日が休日なら1日ずつ繰り上げられます。先物各限月の最終取引日は木曜日(休日の時は1日ずつ繰り上げ)で、SQ値は「金曜日の始値の現物指数の値段」によって算出されます。
日経平均株価を構成する225銘柄すべての金曜日の始値でSQ値が計算されます。その日に買い気配や売り気配などで値のつかなかった銘柄は、その気配値に基づいて算出します。ここに至ってその限月で取引されたすべての先物未決済建て玉は清算されることになります。反対売買による決済をしないまま最終売買日を迎えた時は、買い建て、あるいは売り建てしているポジションは、すべてSQの値段によって強制的に決済されます。それゆえにSQは「最終清算値」と呼ばれます。
日経225先物を売買する投資家は、近い将来に値上がりが予想される時は先物を買って、最終取引日が来る前に、値上がりした時を見計らって反対売買(この場合は売り)をすることで決済します。反対に、近い将来に値下がりが予想される時は先物を売っておき、最終取引日が来る前に、値下がりした時点で反対売買(この場合は買い)で決済します。
SQ当日の相場状況によりますが、日経平均採用銘柄の寄付の値段を採用しますので、実態とかけ離れた清算値になることがあり、幻のSQ値と呼ばれたりします。全銘柄が9時00分に寄り付いてくるわけではなく、売り気配の銘柄、又は買い気配の銘柄と多種多様となりますのでSQ当日の高値を越えるSQ値、または安値を下回るSQ値もあり得ます。
さらにインデックス系ファンドなどが、まとまった現物株の売りが出てくると予想されるSQの週の金曜日寄り付きを利用して、大量の現物買いを仕込むための買い注文を出すこともあり、巨大な売り注文と買い注文が、金曜日の寄り付きという非常に限られた一時点に集中して執行されるために、SQ当日の東証全体の出来高は通常取引の2〜3倍に膨らむこともしばしばです。
出来高が多い価格帯ということから、マーケット関係者はこのSQ値を一種の株価の節目(上値抵抗、下値支持)と捉え、SQ値を割り込むか否かで強弱を判断したりします。
日経平均終値とSQ値

