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まる辞苑:No.5 裁定取引とは?

No.1 権利落ち日とは?

No.2 TOBとは?

No.3 M&Aとは?

No.4 SQとは?

No.5 裁定取引とは?

裁定取引とは?

裁定取引(さいていとりひき)とは、現物と先物との値段の差を利用した取引で、よく裁定取引に使われるのが日経平均と日経平均先物の連動性を利用して、2つの価格差が拡大したり収縮したりする値動きのサヤ取りを狙う取引です。

広い意味での裁定取引は、同じ商品が別の市場で異なる価格で取引されているときに、割安な市場で買い、割高な市場で売って、利ざやを稼ぐこと。また、連動性のある2つの商品の値動きの差が拡大したら収縮したりする動きからサヤを稼ぐことも裁定取引といいます。株式市場で言われる裁定取引とは、日経平均と日経平均先物を対象にした取引のことで、日経平均から日経平均先物の理論価格を算出し、日経平均先物に実際についている価格が理論価格を上回った時には「先物売り、現物買い」、先物価格が理論価格を下回った時には「先物買い、現物売り」という売買を行い、先物価格が理論価格にサヤ寄せした時に反対売買すればその価格差分が利益となります。

通常の取引では、先物の価格は決済を先に伸ばしているために、理論上はその間の金利分だけ現物の価格よりも高くなるのが普通です。日経225先物の価格は、現物の日経平均株価よりも理屈の上では高くなります。それが時として株式市場に強気心理が広がったりすると、先物の値段が金利分を上乗せした妥当値をさらに上回って取引されるというケースが出てきます。そのような時に、割高な先物を売って(売り建て)、割安な現物を買うという価格差を狙った裁定取引が組まれます。

また、実際の取引においては、先物価格は1本の値段を売り買いしていますが、現物指数は225全銘柄の価格から算出される(大証が1分ごとに公表)数値となりますので、わずかな時間にも価格差が生じることになります。先物価格が先に値段が付き、遅れて現物指数が公表となるからです。

(先物売り:現物買い)という裁定取引のポジションが最終売買日まで持ち越されると、SQによって強制的に(先物売り)のポジションが清算されるため、その見返りとなっている(現物買い)のポジションも反対売買の売りとなって市場に出てきます。よく、新聞紙面に裁定解消の現物売りとして悪玉扱いされます。買いと売りを行ないポジションを持ち、その反対売買を行うわけですから、至極当たり前のことを行うことになるのですが、現物(225全銘柄)売りが相場に与える影響が大きいからです。先物の建玉残高のうち約2〜3割が裁定取引に関わる残高とみなされています。

裁定取引のポジションが持ったまま、3、6、9、12月の第2週を迎えたりすると、裁定取引に関わる現物の売りがSQの日に大量に出てくるのではないか、という不安心理が市場に広がりやすくなります。実際にこのような現物の売り物が出てくるかどうかはフタを開けてみないとわからず、裁定業者も自分のポジションを他に明かすようなことはしません。

裁定取引残高

裁定取引残高

裁定取引(さいていとりひき)
裁定取引とは、日経平均と日経平均先物の連動性を利用して、2つの価格差が拡大したり、収縮したりする値動きやサヤ取りを狙う取引。
広い意味での裁定取引は、同じ商品が別の市場で異なる価格で取引されているときに、割安な市場で買い、割高な市場で売って、利ざやを稼ぐこと。また、連動性のある2つの商品の値動きの差が拡大したり収縮したりする動きからサヤを稼ぐことも裁定取引という。

株式市場で言われる裁定取引とは、日経平均先物を対象にした取引。日経平均から日経平均先物の理論価格を算出し、日経平均先物に実際についている価格が理論価格を上回った時には「先物売り、現物買い」、先物価格が理論価格を下回った時には「先物買い、現物売り」という売買を行い、先物価格が理論価格にサヤ寄せした時に反対売買すればその値動き分が利益となります。「逆ザヤ」とは、日経平均先物の終値は日経平均株価を下回ることです。


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