2007年8月10日
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         ◆ 當丸(とまる)くんの投資術 第15回
           「数字の不思議とミニ経済(7)」
       <<分かりにくいマクロ経済学を身近に・・・>>
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           為替レートはどうして決まる
            360円から120円の時代に

戦後、GHQの統治時代に1ドルが360円に決められたのは、円は丸く360度の
サークルなので360円になったとも言われていますが、現在は変動相場制であ
り、自国と外国の通貨の交換レートを為替と称しています。

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        為替は購買力平価が理論的な基礎となっており、
   米国で一本のボールペンが1ドルの時、同じボールペンが日本で120円
   で購入できる時に為替を1ドル120円とするという考え方です。
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物価は単一の商品ではなくて物価指数で比較することになりますが、世界中で
ビッグマックを一個いくらで買えるかを比較した「ビッグマック指数」は為替
の特質を理解する上で参考になると思われます。

為替の理論には経常収支の単年度あるいは蓄積で判断しようとする、経常収支
説も有力です。その国の経済の強さ、ファンダメンタルで判断しようとする考
え方は、背景としては基本にあるのでしょうが、現在は先進国においては、金
利平価説、金利の高い所にお金は流れるという説がもっとも有力であるように
思えます。
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               金利平価説
 金利の高い、ドル、あるいはユーロが強い通貨となり、円のように低金利
 ですと相対的に弱い通貨になるというものです。
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この6年間くらいは、「キャリートレード」といって米系ファンドなど金利の低
い3ヶ月短期円を借り入れて、米国債券などで運用し、借り換えを繰り返す、円
を売りのポジションにしておく取引を行い相当の残高に積み上がっているとい
われています。このことは、投資信託の外国通貨の運用の増加とともに円安ド
ル高要因となってきました。しかし、足元ではサブプライムローンの問題によ
り、リスクを取りづらくなったファンドは、キャリートレードを一部解消して、
ドル高の進行にはブレーキが掛かったのではとも言われています。


日本の政府は大きな借金を抱えており、金利の上昇には神経質であり、日銀が
金利の正常化を急いでも簡単にはいかず、内外金利差が早急に解消されるとは
思われませんが、金融機関のリスク許容度、内外経済の強さからして、円高要
因にも目を配らなくてはならない要素も出てまいりました。

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 為替を金利要因だけで見るだけでなく、経済の総合力から判断をする、あ
 るいは為替をボリンジャーバンドなどチャートの動きを含めて判断を行う、
 改めて総合判断が求められる時期が来ており、為替の基本を考えることが
 大切なように思われます。
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        ▼【為替チャート】ボリンジャーバンド ▼
http://www.03trade.com/mailmaga/tomaru/sti_070810_01.html


                              (當丸 記)


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