2007年8月24日
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◆ 當丸(とまる)くんの投資術 第16回
「先週のマーケットから」
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先週の15日から17日までの3日間に日経平均は1570円、14日の終値16844円か
らは9.3%と大きく下落しました。米国を中心にしたサブプライムローン問題
を懸念した信用不安の拡大が背景にあると言われております。実際の損失額
が判明するには時間がかかるようです。
しかしながら、米国や欧州の金融当局が豊富な資金を供給し、17日金曜日に
は米国で公定歩合が0.5%引き下げられたことから、ひとまず、米国市場は反
発をしています。日本の金融機関自体への影響は限定的なようですが、為替
が円高にふれたこともあり、輸出企業の増益修正は小さくなったと思われま
す。いわゆる「キャリートレード」の実態も正確には把握ができていません。
日本の株式市場もこれまで以上に振れやすい局面もあろうかと思いますが、
こうした不透明な時期こそ、ファンダメンタルズをしっかり見つめることが
大切と思われます。アジア経済のファンダメンタルズには強いものがありま
すし、米国が多少景気減速になったとしても世界の他の地域が補う可能性も
あるといわれています。日本の国内経済は決して弱くはありません。3月末実
績、あるいは予想株価収益率を見ても17倍を切ってきており、理論的には割
安な水準になってきたともいえます。
いくつかの運用会社の緊急レポートも読んで見ましたが、良好な企業収益見
通しに支えられて、市場は落ち着きを取り戻すと各社ともコメントしていま
す。詳しくは投資信託運用機関のレポートを読まれることをお勧めいたしま
す。
今回の株式市場の下落は常にメインシナリオだけでなく、リスクシナリオを
あわせ持つことの大切さ、国別、資産クラスの分散、業種の分散の必要も教
えてくれています。こうした時期には、全力投球ではなく、常に現金ポジシ
ョンを持つ余裕を痛感されている方も少なくないと思われます。またここで
学習を行い、賢い金融機関、投資家として前進をしてまいりましょう。
(2007年8月20日 當丸 記)
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