2007年1月19日
◇ 優しい株式投資 第6回
 
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               事業利益(EBIT)    
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株式会社には、いろいろなステークホルダーが存在します。
従業員、債権者、取締役、株主などです。株式会社の稼いだ利益が各ステーク
ホルダーにどのように配分されるか考えてみます。

貸借対照表の左側の資産をイメージします。
見方を変えてみると株式会社の資産は大きく分けて、営業活動に必要な
「営業用資産」と財務活動のための「財務用資産」に分けることができます。

一方損益計算書を見ると、
営業用資産から発生した利益を営業利益、財務用資産から発生した利益は、
受取利息・配当金となります。この合計が事業利益(EBIT)となります。

事業利益(EBIT)=営業利益+受取利息・配当金

ここから各ステークホルダーへの利益の分配が始まります。
まず従業員ですが、従業員の給料・ボーナスは営業利益発生以前に分配されて
います。

次に分配を受けるのは負債のホールダーである債権者です。
債権者は支払利息割引料を受け取ります。損益計算書の順番通りです。
従業員と債権者は株式会社のEBITがマイナスでも分配を受けるということ
が他のステークホルダーとは違うところです。

経常利益=営業利益+受取利息・配当金−支払利息・割引料

ここから特別損益を加減すると税引き前利益となります。

税引き前利益=経常利益+特別損益

ここから税金が支払われます。
株式会社にとってなぜだか国家もステークホルダーだったわけです。
ただしこの段階で利益がなければ税金はかかりません。

税引き後利益=税引き前利益−税金

最後に残った利益から取締役の役員報酬や株主の配当金を分配します。
分配されない部分は株主の持分である株主資本にストックされます。

このように考えていくと株式会社にとって最も重要な利益は全ての源泉である
事業利益(EBIT)であることが分かります。       (北丸 記) 


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