投信で全力投球_海外債券
日本の金利水準は低いから、どうにかならないかな。
日本の金利水準
日本の景気は最近少し回復したと言われていますが、将来に不安を持ち、お金は無駄使いせず銀行に預けておく方が依然として多いという状況では、金利水準は上がりにくいのが実情です。
「では、日本の金利水準が低いのなら、海外はどうだろうか」と考えるのは、自然な流れかと思います。確かに日本の金利水準に比べ、一般的には海外の金利水準は高い水準です。しかしながら、海外と一口にいっても、それぞれの国にそれぞれの経済環境がありますので、それぞれの危険もはらんでいます。“付き合う方法”に一工夫することをお勧めします。
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第2ステップ:なぜ「高格付けの海外債券」という前に…
確認1:無理をする必要がありますか?
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・投資適格債・・・ ・高利回り債・・・ |
ムーディーズ社公表各国政府長期債務格付け
| 投資適格債 | 高利回り債 | ||
|---|---|---|---|
| 国名 | 格付け | 国名 | 格付け |
| 米国 | Aaa | インド | Ba2 |
| ドイツ | Aaa | ブラジル | Ba2 |
| 英国 | Aaa | ベトナム | Ba3 |
| 豪州 | Aaa | フィリピン | B1 |
| 日本 | A2 | インドネシア | B1 |
※H19.4.26現在、自国通貨建て
基本的には、
高格付け = 低金利水準 | 低格付け = 高金利水準
という構図が成り立ちます。
一般的に、株式よりも期待リターンが低いとされる債券投資で、元利金が滞るかもしれないリスクまでとってまで、高い金利水準を狙いに行きますか?
確認2:時間に余裕はありますか?
上の4つのグラフは、日本円から米国債へアメリカドルで投資したケースを見たらどのような結果になったのかを、保有期間別にシュミレーションしたものです。
債券にも相場があり、為替の影響を避けて通ることは難しいので、「1年間保有」したときの結果(左上のグラフ)は、為替の変動次第で大きく儲かるときもあれば、大損したとき(○印)もありました。それに対し、保有期間が長くなるにつれ、結果の振れが小さくなりますが、損するケースが減少している傾向が見てとれます。
これは、為替が円高に動いて投資結果に負の影響をあたえたとしても、時間の経過とともに金利収入がその分を吸収してくれていたことを物語っています。
今一度、“その投資”に費やせる“時間的な余裕”をご確認してみて下さい。“時間”を味方にできるのであれば、その方が望ましいと考えます(但し、“損失しないこと”“収益が得られること”を保証するものではありません)。
第3ステップ:投資先国(通貨)を分散することで、危険の分散を図る
第2ステップでご覧頂いたように、高格付け国の債券で日本より高い金利水準の恩恵をうけることが可能です。また、投資に費やせる時間に余裕があれば、その方が望ましいと考えます。
それでも、投資先国(通貨)を一つに集中させるということは、投資成果が当該国通貨の変動に左右されやすくなることになります。集中させて、上手にいくならそれに越したことはないですが、上手にいく保証はありません。その通貨が円高に推移していったら、お客様にとって好ましくない投資結果になってしまう可能性が高まります。
そこで、投資先国(通貨)を分散することをお考えになられたらいかがでしょうか。
上のグラフは4つの代表的な高格付国通貨の対円為替レートを指数化したものです。
21世紀に入って以降、長期的な視点に立てば、全般的には円安に推移してきたと言えますが、通貨ごとの“円高の時期”“円安の時期”はそれぞれ異なります。常に上手に立ち回れるのであれば、それに越したことはないですが、なかなか難しいことではないでしょうか。
例えば、2000年の1年間(グラフの(1))であれば、アメリカドルは円安に推移し好ましい影響をあたえましたが、オーストラリアドルやユーロに集中投資していたら…と思うとゾッとします。その一方で、2002年の1年間(グラフの(2))では、2000年には大幅に円高になってしまったユーロは円安に推移しましたが、アメリカドルやカナダドルに集中していた場合、好ましい影響は望めませんでした。
そこで、個々の通貨について「細かく“円高になるような通貨への投資を止めて、円安に推移することが見込まれる通貨に組み替えて保有する”ことは難しい」という前提に立ち、それに立ち向かう対策を考えるにあたり、”分散投資”という考え方を採用してみてはいかがでしょうか。
グラフの太線は「1/4アメリカドル+1/4ユーロ+1/4カナダドル+1/4オーストラリアドル」という架空の合成通貨の為替変動を示したものです。4通貨それぞれの為替変動の方向性や大きさは、それぞれ異なります。しかし、それらを合わせた場合、4通貨の為替変動はお互いに打消しあうことになり、合成通貨の振幅は小さくなります。
【格言】卵は一つの籠(かご)に盛るな
卵を一つの籠に盛っていて、その籠を落としてしまったら、全部の卵をダメにしてしまいますが、卵をいくつもの籠に分けて盛っておけば、もしも一つの籠を落としてしまっても、残りの籠の卵は影響を受けずにすみます。
このことから転じて、一つの銘柄(商品)への集中投資を避け、複数の銘柄(商品)への分散投資を行い、投資に伴う危険も分散しておくべきという意味で使われます。
マルサントレードでは、“海外の高格付債券”を主要投資対象とし、複数の国(通貨)に“分散投資する”ことを基本とする投資信託をご用意しております。それぞれに、特徴がある内容になっておりますので、目論見書等でご確認の上、ご投資をご検討頂ければ幸いです。
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