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ロウソク足の組み合わせで抑えたいポイント

今回は「ロウソク足の組み合わせ」を紹介しますが、その考え方やポイントについて説明します。

まずは下のチャートをご覧ください。

<図1>下ヒゲの長いロウソク足(日足、銘柄はアウトソーシング、コード2427)

<図1>下ヒゲの長いロウソク足

下ヒゲの長い1本のロウソク足に丸印を打っています。下げの局面で出た下ヒゲの長いロウソク足は上昇転換を示唆しますが、これはとても有名なのでチャートの先が見えなくても「丸印のところで買いたい」と思った人は多いと思います。では次のチャートをご覧ください。

<図2>一見普通に見える3本のロウソク足(日足、銘柄はSIG、コード4386)

<図2>一見普通に見える3本のロウソク足

こちらは3本のロウソク足に丸印を打っています。パッと見では何の変哲もないロウソク足が並んでいるだけに見えますし、真ん中のロウソク足の上ヒゲがやや長めなのであまり良い印象を持たない人もいるかもしれませんが、実は上昇転換を示唆するロウソク足の組み合わせです。

上昇転換を示唆する理由は「ロウソク足の合成(以下、合成)」で説明できます。

<図3>ロウソク足の合成

<図3>ロウソク足の合成

上の図は、先に紹介した<図2>の丸印部分の合成手順を示したものです。3本のロウソク足の4本値(始値・高値・安値・終値)を使い、1本のロウソク足にすると下ヒゲの長いロウソク足になります。ここまでくれば、この組み合わせがなぜ上昇転換を示唆するのか分かるはずです。

合成というと難しそうですが、チャートを使う投資家は意識せずとも合成を目の当たりにしています。それは、週足や月足のロウソク足は「日足のロウソク足を合成したもの」だからです。週足は日足のロウソク足5本、月足は日足のロウソク足1ヶ月分(概ね20本ほど)を合成したものです。合成は特殊な技術を要するものではありませんので、難しく考える必要はないでしょう。

合成の話は一旦ここで終わりますが、実際の売買では合成が大きなポイントになります。理由は代表的なロウソク足の組み合わせを紹介した後にお話しします。

ロウソク足の組み合わせ(足型)

足型の多くは2~3本のロウソク足で構成され、その並びや形状に応じて格好良い名前が付いています。その数は百種類以上と言われますが、代表的なものとしては下記のようなものが挙げられます。

安値圏で出た場合に上げ転換を示唆する主な足型

切り込み線

切り込み線

はらみ線

はらみ線

(2本目は陰線でもよい)

包み線(抱き線)

包み線(抱き線)

三川明けの明星

三川明けの明星

高値圏で出た場合に下げ転換を示唆する主な足型

かぶせ線

かぶせ線

はらみ線

はらみ線

(2本目は陽線でもよい)

包み線(抱き線)

包み線(抱き線)

三川宵の明星

三川宵の明星

足型は全部覚えなくてはいけないの?

前述の通り、足型の数は百種類以上あると言われていますが、その全てを覚えなければいけないのでしょうか?答えは「ロウソク足の合成ができれば覚えなくてもよい」です。

実は、2本の組み合わせであっても3本の組み合わせであっても、一部の例外を除き足型の多くは合成すると「ヒゲの長いロウソク足(十字足も含む)」になります。先に紹介した主な足型の例も合成するとヒゲの長いロウソク足になります。

覚えなくてもよいもうひとつの理由が「足型の多くは実際の相場でほとんど出現しない」ためです。また、チャートの本などに出ているような「教科書通りの形」で出ることもほとんどありません。覚えやすいものや出やすいもの(*1)は覚えておき、その他の型は合成で対応していく(*2)のが実践的です。

  1. 今回紹介した8つの足型のうち、三川明けの明星と三川宵の明星を除いた6つは出やすい形ですので、これを覚えるだけでも良いと思います。
  2. 毎日ロウソク足を合成する必要はありません。下の図4のように「並んだロウソク足が三角形(もしくは逆三角形)に見える」ときに合成して考えれば十分です。並びの本数に決まりはありませんが、3~5本並んだ時に三角形に見えるのが目安です。

<図4>合成するのは「三角形に見えるとき」(日足、銘柄はチームスピリット、コード4397)

<図4>合成するのは「三角形に見えるとき」