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RCI(順位相関係数)のポイントや考え方

RCI(Rank Correlation Index;順位相関係数)は、買われ過ぎや売られ過ぎを示すオシレーター系チャートの一つです。期間中の株価などに順位をつけ、その順位の合計から連騰傾向(続きすぎると買われすぎ)にあるか続落傾向にあるか(続きすぎると売られすぎ)を示します。

日経平均株価のRCI(日足)

日経平均株価のRCI(日足)

RCIの算出に使われる一般的な期間は、14日(日足)、25日(日足)、14週(月足)などです。単線で使う(一本の線のみ表示して使う)ことが多いのですが、短期線と長期線の2本で使うこと(例:14日線と25日線を表示して使う)もあります。

また、「上限の100%に近づくほど買われ過ぎ、下限の-100%に近づくほど売られすぎ」と判断しますが、買われ過ぎの目安は「80%」、売られ過ぎの目安は「-80%」というのが一般的です。

RCIの算出に用いる一般的な期間

14日(日足)、25日(週足)、14週(週足)

買われすぎ、売られすぎの目安

  • 買われすぎ・・・上限の100%に近づくほど(80%が目安)
  • 売られすぎ・・・下限の-100%に近づくほど(-80%が目安)

次にRCIの順位の付け方と注意点について簡単に説明します。

RCIの順位の付け方

冒頭で紹介した通り、RCIは順位によって数値を出しますが、正確には「日付の順位と株価の順位の差」を利用して算出されます。計算手順は下記の通りです。

  1. 期間中の日付に順位をつける(計算期間14日であれば、最も新しい日付が1位、最も古い日付が14位)。

  2. 期間中の株価に順位をつける(計算期間14日であれば、最も高い株価が1位、最も低い株価が14位)。

  3. 日ごとの日付順位と株価順位の差を算出し二乗する。

  4. (3)で算出した値をすべて合計する(=d)。合計した値が小さいほど連騰傾向が強くなり、大きいほど続落傾向が強くなる。

  5. (4)の d を用いてRCIを算出する(下記算出式、下表1、下表2参照)。

RCIの算出式

【表1】株価が連騰傾向(RCIが100%のケース)

日付 株価(終値) 日付の順位 株価の順位 順位の差 差の二乗

4月12日

1,400

1

1

0

0

4月11日

1,300

2

2

0

0

4月10日

1,200

3

3

0

0

4月9日

1,100

4

4

0

0

4月8日

1,000

5

5

0

0

合計

0

RCI

100%

【表1】株価が続落傾向(RCIが-100%のケース)

日付 株価(終値) 日付の順位 株価の順位 順位の差 差の二乗

4月12日

500

1

5

-4

16

4月11日

550

2

4

-2

4

4月10日

600

3

3

0

0

4月9日

650

4

2

2

4

4月8日

700

5

1

4

16

合計

40

RCI

-100%

注意点(1)「買われすぎ到達=売り、売られすぎ到達=買い」ではない

注意点(1)「買われすぎ到達=売り、売られすぎ到達=買い」ではない

上昇トレンド中は連騰傾向が強まり、買われすぎ目安の80%以上に張り付いて推移することがよくあります。逆に下降トレンド中は続落傾向が強まり、売られすぎ目安の-80%以下に張り付いて推移しやすくなります。

80%に到達したからすぐに売る、-80%に到達したからすぐに買うという行動をすると「売ったら上がる、買ったら下がる」になりがちです。

注意点(2)株価があまり動かなくても買われ過ぎや売られすぎを示唆することがある

注意点(2)株価があまり動かなくても買われ過ぎや売られすぎを示唆することがある。

RCIは順位で算出されるため「株価の変動幅」が全く考慮されていません。株価があまり上がってない時に80%以上に到達(買われすぎ示唆)したり、あまり下がっていない時に-80%に到達(売られすぎ示唆)することがあり、他のオシレータよりも保ち合い時のダマシが多くなりがちです。

RCIの売買方法

(1)逆張りで利用する

  • 買い:-80%付近でRCIが上向く
  • 売り:80%付近でRCIが下向く
  • 損切り:上向いたRCIが再び-80%を割り込む

JMS(7702)

JMS(7702)

RCIのオーソドックスな売買方法の一つで、基本的には保ち合い相場で有効な方法です。値幅が極端に小さい時は保ち合い相場でもダマシに会いやすくなること、80%や-80%に届かないときもあること(売買シグナルが出ない)などには注意が必要です。

(2)順張りで利用する

  • 買い:RCIが0%(中心線)を上抜ける
  • 売り:RCIが0%を下抜ける
  • 損切り:0%を上抜けたRCIが再び0%を下抜ける

パイブドHD(3919)

パイブドHD(3919)

RCIのオーソドックスな売買方法の一つです。保ち合いトレンドから上昇トレンドに転換した際の「売ったら上がる」を防ぐ効果に期待できること、下降トレンドの大幅下落局面に付き合ってしまうリスクが減らせるのが利点として挙げられます。一方、保ち合い相場では機能しないことが多いため、一定のレンジで売買を好む投資家には向きません。