投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。 投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。

一目均衡表には「三大骨子」と呼ばれる 3つの重要な理論があり、そのうちの一つが波動論です。

波動論は、株価の動きを波と捉えて「その波の動きが上げ(上昇トレンド)の動きか、下げの動き(下降トレンド)か」を分析するものです。

3つの基本波動

一目均衡表では、波動を「I(アイ)波動」、「V(ブイ)波動」、「N(エヌ)波動(※)」の 3種類に分類するのが基本です。

  1. 下げのN波動のことを「S(エス)波動」と呼ぶことがあります。

【図1】波動の考え方のイメージ

【図1】波動の考え方のイメージ

波動は「I波動」から始まり、その後に「V波動」もしくは「N波動」に変化していくというのが基本的な考え方です(上図1参照)。なお、稀にI波動から特殊な波動に変化するケースがあります。

特殊な波動は「P(ピー)波動(別名:縮小波動)」と「Y(ワイ)波動(別名:拡大波動)」の 2つで、簡単に言うと「一直線に上昇した後(もしくは下落した後)に保ち合いを形成する」ものですが、上昇や下降のトレンドが始まるとN波動になると考えられているため、深く考える必要はありません。

基本となる 3つの波動は、比較的短い期間で形成されることが多く、それぞれが下のチャートのような形になります。

【チャート1】I波動(銘柄は北陸電工(1930))

【チャート1】I波動(銘柄は北陸電工(1930))

上げのI波動の形成後は、V波動にもN波動にもならなかったケースと考えられます。下げのI波動の形成後は、高値を切り下げる動きになっており、「下げのN波動」になる可能性があります(下げのI波動の安値を切った時点で下げのN波動になる)。I波動を形成した銘柄はその後の動きを注視することが大切です。

【チャート2】V波動(銘柄はラピーヌ(8143))

【チャート2】V波動(銘柄はラピーヌ(8143))

上述の通り、上げと下げ(もしくは下げと上げ)2つのI波動で形成され、いわゆる「往ってこい」のような形になります。V波動の形成後は、V波動が続いて保ち合いになるパターン、高値切り上げや安値切り下げでN波動になるパターン、動かなくなり波動が判別できなくなるパターンなどが考えられます。I波動の銘柄同様、注視することが大切です。

【チャート3】N波動(銘柄はクラウドワークス(3900))

【チャート3】N波動(銘柄はクラウドワークス(3900))

波動の中で最も重要とされるのが「N波動」です。上昇トレンドや下降トレンドと判断できる波動で、N波動が途切れない限りそのトレンドが続くと考えられています(上のチャートで言えば、下降トレンド中に下げのN波動が連続している)。なお、N波動が途切れる条件として、上げの場合は「高値や安値を切り下げる」、下げの場合は「高値や安値を切り上げる」ことが挙げられます。