投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。 投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。

チャート分析では「トレンド(株価の方向性)や高安のメド(目安)」を見るものが多いのですが、日柄分析やサイクル分析など「時間的なメド(目安)」を分析・予測するものもあります。

三大骨子のひとつである「時間論」は、一目均衡表の中で重要と考えられる数字を用いて「株価に変化が起こりやすい日(重要日)」を予測する理論です。

基本数値と対等数値

時間論では、基本数値と対等数値と呼ばれる2種類の数値を用いて分析を行います。時間論で用いられる主な基本数値は下表の通りです。

主な基本数値

基本数値(呼称)

基本数値(呼称)

9(一節)

33(一期一節)

17(二節)

42(一期二節)

26(一期)

65

基本数値を用いた分析では、一目均衡表で最も重要とされる「9、17、26」の3つの数値を使うのが基本です。表に載っているほかにも数十種類の基本数値がありますが、それらの数値は「9、17、26」の組み合わせで出来ているため、すべてを覚える必要はありません。

使い方はいたってシンプルです。基本数値そのものが変化しやすい日を表しているため、「起点となる重要日(例えば高値を付けた日)から9日後、17日後、26日後が次の重要日に当たる(変化が起きやすい)」といった予測の仕方をします。起点として使われる主な重要日は下記の通りです。

起点として使われる主な重要日

  1. 高値や安値を付けた日(高値から次の安値、高値から次の高値、安値から次の高値、安値から次の安値などの日柄予測)

  2. 三役好転や三役逆転を実現した日(三役好転後の次の高値、三役逆転後の次の安値などの日柄予測)

  3. 転換線と基準線の好転・逆転など、売買シグナルが発生した日(売買シグナル後の次の高値、次の安値などの日柄予測)

それでは基本数値を使って日経平均の日足を見てみます。

【図1】基本数値を用いた時間分析(日経平均・日足)

【図1】基本数値を用いた時間分析(日経平均・日足)

本格的な分析では、起点になり得る重要日のすべてを考慮して見ていくのですが、見にくくなるのを防ぐために高値と安値の分かりやすい部分にのみ番号を振っています。なお、時間の数え方は起点となる重要日の翌日から数えるのではなく、重要日を含めて計算する必要があります。

  • 安値(1)~高値(2)まで 24営業日日(26に近い数字)
  • 高値(2)~高値(3)まで 9営業日
  • 高値(3)~安値(4)まで 17営業日
  • 安値(4)~高値(5)まで 9営業日
  • 高値(5)~安値(6)まで 7営業日(9に近い数字)
  • 安値(6)~高値(7)まで 18営業日(17に近い数字)
  • 高値(7)~高値(8)まで 8営業日(9に近い数字)
  • 高値(8)~安値(9)まで 9営業日
  • 2021年10月6日の安値(9)が重要日と考えた場合、9営業日後の10月18日、17営業日後の10月28日、26営業日後の11月11日近辺で変化が起こりやすいと考えます。

完全に「9、17、26」に合致するわけではありませんが、9と17に近い日数で変化が起きているように見えます。また、上の図では「26」がありませんが、安値(6)~高値(8)までは「18営業日+8営業日=26営業日」のように、日を足すと26に近い数字はかなり多く出てきます。

一目均衡表の時間分析で最も大切なことは・・・

一目均衡表は最も難易度の高いチャートの一つであり、中でも時間分析を完全に理解するのは至難の業と言われます。一方、一目均衡表を作った一目山人(故・細田吾一氏)は、正確にその日に変化するか否かよりも「変化しやすい日に目星をつけ、変化が起きた時に対応できるよう準備をしておくのがより重要」という意味合いの言葉を残しています。

変化する日を決めつけて売買するのではなく、時間のメドを参考にしながら変化に対応していくのが良い使い方ではないでしょうか。

対等数値について

時間分析には基本数値のほかに「対等数値」を用いることがあります。

対等数値は「個々の銘柄が持つ特有の数値」で、基本数値に当てはまらない時に使うものです。具体的には、基本数値から離れた数の日数で動き続ける(例えば、4日間上がって4日間下がるなどの動きをしばらく繰り返す)場合ですが、そのようなケースは稀であると言われ、例外的なものと考えられています。