投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。 投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。

今回は米国で発表される代表的な経済指標(ISM製造業景況指数や雇用統計など)の見方をご紹介いたします。

ISM製造業・非製造業景況指数

米サプライマネジメント協会(ISM:Institute for Supply Management)が算出する製造業および非製造業の景況感を示す指数です。

300を超える企業に対して「新規受注、生産、雇用、入荷状況、在庫」といった項目に関するアンケートの回答結果から指数を算出します。一般的には、数値が50を上回れば景気拡大局面、50を下回れば景気後退局面を示しています。

また、ISM製造業景況感指数は、毎月発表される米国の主要指標の中で最も早い毎月第1営業日に発表されることから、米国の景気先行指標として注目されています。


【ISM製造業景況指数】

作成・発表発表日発表時間重要度

米サプライ
マネジメント協会

毎月第1営業日

夏時間:日本時間23:00
冬時間:日本時間0:00

★★★★

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【ISM非製造業景況指数】

作成・発表発表日発表時間重要度

米サプライ
マネジメント協会

毎月第3営業日

夏時間:日本時間23:00
冬時間:日本時間0:00

★★★

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ADP雇用統計

米・給与計算代行サービス大手のADP(オートマティック・データ・プロセッシング)社が、約50万社の顧客を対象に毎月の雇用者数の動向を調査した統計です。

ADP雇用統計は、毎月の米雇用統計が発表される2営業日前に公表されるため、非農業部門雇用者数の先行指標として注目されています。

作成・発表発表日発表時間重要度

ADP社

米雇用統計が発表される
2営業日前

夏時間:日本時間21:15
冬時間:日本時間22:15

★★★

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雇用統計

米国の雇用情勢を示す統計で、景気動向を探るうえで最も重要な指標のひとつです。

全米の企業や政府機関などに対してサンプル調査を行い、10数項目(非農業部門就業者数、失業率、平均時給など)の統計が発表されます。中でも、「非農業部門就業者数」と「失業率」の動向が最も重要視されており、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定にも大きな影響を与えるとされています。

一般的には、非農業部門就業者数は前月比20万人増が好不調の基準となり、失業率は5%以下となれば完全雇用(働く意思と能力を持つ人が、現行の賃金で全て雇用されている状態)とされています。

作成・発表発表日発表時間重要度

米・労働省

原則、第1金曜日

夏時間:日本時間21:30
冬時間:日本時間22:30

★★★★★

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小売売上高

百貨店やスーパー等の小売・サービス業の月間売上高を耐久財と非耐久財に大別して調査した景気関連の指標です。米GDPの約7割を占める個人消費のトレンドを把握する際に利用されます。

小売売上高が前月比で増加すると個人消費は堅調と判断され、逆に減少すると個人消費は落ち込んでいると判断されます。また、年間の消費額の約2割を占めるとされる年末のクリスマス商戦の結果を反映した、1月に発表される小売売上高の数値には特に注目が集まります。

なお、自動車の売り上げは変動が大きいため、消費動向の基調を確認するには「自動車売上を除いた小売売上高」を見るのが一般的です。

作成・発表発表日発表時間重要度

米・商務省

毎月第2週

夏時間:日本時間21:30
冬時間:日本時間22:30

★★★

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米地区連銀経済報告(ベージュブック)

米国の12の連邦準備銀行がそれぞれ管轄する地区の経済状況をまとめた報告書のことで、表紙の色がベージュ色であることから「ベージュブック」と呼ばれています。

全米の経済情勢についての総合判断のほか、消費支出や雇用などの各項目の状況が報告されており、次回のFOMCではこの報告書が金融政策を変更するかどうかの判断材料に用いられます。

作成・発表発表日発表時間重要度

FRB
(連邦準備制度理事会)

FOMCが開催される
2週間前の水曜日

夏時間:日本時間3:00
冬時間:日本時間4:00

★★★


<ベージュブックの内容(直近3回分)>

発表日内容

2018年1月18日

2017年11月後半から月末にかけて米経済は「緩やかに拡大」。一部地区では、前回より判断を引き上げ。雇用は全般に拡大し、複数地区で今後数カ月の賃上げを見込む。物価上昇は依然緩やか。

2018年3月7日

1月から2月にかけて米経済は「緩やかに拡大」。雇用も緩やかに拡大、全米で労働市場の逼迫が続き、多くの地区で賃金上昇は緩やかながらも加速した。また、物価は全地区で上昇し、大半が緩やかなインフレと指摘するなど、前回の1月報告より表現を引き上げた。

2018年4月18日

3月から4月上旬にかけて米経済は「全地区で緩やかに拡大した」と、前回の3月報告と同様の総括判断を維持した。また、物価は全地区で緩やかに上昇し、雇用も幅広く緩やかな拡大が続いた。
一方、景気見通しは依然明るいものの、地区連銀からは様々な産業が通商政策の影響に懸念を抱いていると指摘。

FOMC(連邦公開市場委員会)

FOMCはFederal Open Market Committeeの略称で、日銀の金融政策決定会合に相当する米国の金融政策の最高意思決定機関です。

FRB(連邦準備制度理事会)の理事や地区ごとの連邦準備銀行総裁で構成されており、米国の金融政策やフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を決定します。

近年、米国では出口戦略(金融緩和から金融引き締めへの転換)の動向に注目が集まっており、FOMC開催最終日に発表される声明文(結果)が市場の予想と違った場合に、株式市場や為替が大きく変動するなど、世界の金融マーケットに大きな影響を及ぼしています。

作成・発表開催日結果発表日時重要度

FOMC
(連邦公開市場委員会)

年8回

FOMC開催最終日
夏時間:日本時間3:15
冬時間:日本時間4:15

★★★★★