投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。 投資を学ぼう!マルサントレードは「投資を学ぼう」を合言葉に“投資に関する考え方”を提案します。

配当利回りと配当性向

企業が生み出した利益を株主に分配すること「配当」といいます。配当は株主が保有する株数に応じて分配されるもので、年2回(中間決算時、期末決算時)行う企業が多いですが、中には年1回や年4回の配当を行う企業、配当を行わない企業もあります。

銘柄選択の際、一株あたりの配当金が多いほど有利と考えられますが、銘柄によって株価(投資金額)は異なるため、一株あたりの配当金だけで比較することはできません。そのため、配当金で銘柄を比較する際は、配当を金利のような考え方で算出する「配当利回り」を用います。

配当利回り

配当金を金利のような考え方で算出したものです。企業が発表する予想一株あたり配当を用いた「予想配当利回り」で比較するのが一般的です。

予想配当利回りは、以下の式で求められます。

予想配当利回り(%) = 1株あたり予想配当金(円) ÷ 株価(円)

基本的に予想配当利回りが高いほど「配当の面で有利」と判断しますが、極端に予想配当利回りが高い銘柄の中には「期中に稼いだ利益額を超える配当金」を出している企業もあります。一概に悪いこととは言えませんが、このようなケースは「一過性の配当で、今期は好配当だけど来期は減配」になってしまうこともあります。配当を見る時は、「安定的かつ継続的に支払われるか」ということも重要で、それを判断するために「配当性向」という指標が用いられます。

配当性向

企業が1年間で稼いだ利益の何%を配当金に回しているのかを示す指標です。配当性向が100%超の場合、利益額を超える金額を配当に充てていることになります。

配当性向は以下の式で求められます。

配当性向(%) = 1株当たり予想配当金(円) ÷ 予想1株利益(円)

配当性向が100%を超える場合、配当の継続性や安定性が低いと考えられるため、将来の減配リスクや減配による株価下落リスクが高まります。配当利回りを見る際は併せて配当性向を見ることも重要です。

配当性向100%を超える主なケース

  1. 利益剰余金から支払っているケース

  2. 資本金を取り崩して支払っているケース

  3. 特別利益(保有資産売却で得たお金など)から支払っているケース

配当利回りの注意点

配当は将来にわたって保証されるものではない

企業が発表した予想配当でも、企業業績の悪化などにより、減配や無配などに修正されることがあります。また、配当金は株主総会後に確定し支払われるのが一般的です。株主総会は権利が確定した1~2ヶ月後に行われることが多いため、権利が確定していても配当金額は増減する可能性があります。

タコ足配当に注意

通常、企業は利益の範囲内で配当金を出しますが、利益を超える額の配当を実施している企業もあります。

利益を超えた配当金は継続性や安定性が低いと考えられるため、配当利回りと合わせて配当性向を見る必要があります。

特別配当や記念配当の有無を確認する

普通配当とは別に、利益剰余金などから「特別配当」や「記念配当」が支払われるケースがあります。配当金が増えることは良いことですが、これらは一時的な配当であることが多く、将来的な減配リスクになることもあります。配当性向などを見て総合的な判断した方が良いでしょう。

権利付最終日と権利落ち日

権利付最終日と権利落ち日

配当金などの権利を得るためには、権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。

  • 配当金などを受け取る権利を得られる最終売買日を「権利付最終日」といいます。
  • 権利付最終日の翌営業日を「権利落ち日」といいます。権利落ち日に買い付けても配当はもらえません。

2019年6月期決算銘柄の配当金の権利を取る場合、権利付最終日の6月25日(火)までに株式を買い付けて保有すれば配当金を受け取ることができます(下図)。権利落ち日の6月26日(水)に株式を売却しても配当金を受け取ることができます。

なお、2019年7月16日から受渡日が4営業日から3営業日へ短縮されます。権利付最終日も1営業日短縮されますのでご注意ください。

権利付最終日と権利落ち日

予想配当利回りランキング

絞り込みの条件

  1. 全国上場の3,770銘柄が対象

  2. 2019年5月期以前の決算銘柄は除く(権利付き最終日が過ぎているため)

  3. 前期と業績の比較が可能で今期純利益が増益予想、かつ増配予想

  4. 配当性向が50%以下

予想配当利回りランキング(2019/6/7)
  • 監理・整理銘柄、配当性向が50%以上の銘柄、純利益予想が赤字の銘柄を除く
  • 予想配当金は通期予想を採用(中間配当を含む)
  • 表記の予想配当は、将来にわたって保証されたものではありません。